世界約2千人の若者が参加する国際会議「ワン・ヤング・ワールドサミット」を主催する英非営利組織ワン・ヤング・ワールドは2021年9月の開催地を東京に決めました。同サミットは環境問題やLGBTといった国際的な課題について18~30歳の社会人や学生が各界リーダーと議論するイベントで、東京都と東京観光財団がこれまで誘致を支援してきました。
サミットは10年に始まり、参加者は190カ国以上にのぼります。各界のリーダーとしてこれまでにカナダのトルドー首相やアナン元国連事務総長、グラミン銀行を創設したムハマド・ユヌス氏なども参画しています。アジアでの開催は15年のバンコクに続いて2都市目。
東京都の小池百合子知事は記者会見で「このサミットは若者版ダボス会議とも呼ばれており、新しい価値が生み出されることを期待している」と語っています。
都は来年夏の東京五輪・パラリンピックの直後の開催になるため、訪日外国人の増加などによる経済効果や国際社会での東京の存在感向上にもつながるとみています。