「SDGsアウトサイドイン・カードゲーム」は、世界が直面する環境問題や社会課題をビジネスの力で解決することにチャレンジし、新たなイノベーションで持続可能な社会を目指すことを学べるカードゲームです。
企業がSDGsに取り組むためのアプローチ「アウトサイドイン」について、“体験”を通じて学ぶことを提案しています。
アウトサイドインを実践するにあたって身につけるべきスキルとマインドについて学ぶ他、具体的にアウトサイドインの視点で事業のアイディア出しを行うところまで体験して頂きます。
合い言葉は、「ネクスト・イノベーション!」
企業の役員、社員、社会起業家、そして起業を準備しているあなたも、ひとりの「起業家」として、SDGsが目標とする次のイノベーションへ、舵を切りましょう。
アウトサイド・イン(Outside-In)とは、2015年9月に国連サミット採択されたSDGs(持続可能な開発目標)のビジネス指南書「SDGコンパス」にも記載されている公式のビジネス用語です。
この場合、アウトとは「社会」を、インは企業や組織を意味します。
これまでのビジネスアプローチでは、企業が自社の製品・サービスの強みを生かしてマーケットを開拓する「プロダクト・アウト(Product-Out)」や、市場のニーズに合わせて製品・サービスを開発する「マーケット・イン(Market-In)」が主流でした。
「アウトサイド・イン」は、この「マーケット・イン」のベクトルを伸ばすことで、顧客のすぐ後ろにいる「社会のニーズ」に応えようというものです。
つまり「社会課題の解決を起点にしたビジネス創出」を意味します。実は「SDGコンパス」に記述された「アウトサイド・イン」は、気候変動などの分野で、企業が科学に基づく目標設定を指していましたが、その後、「社会課題の解決を起点にしたビジネス創出」の意義が注目されるようになりました。
「マーケット・イン」という言葉が日本で広がったのは1970年代ごろからで、すでに40年以上経っています。もはや市場の声を聞くだけでは他社との差別化もしにくくなりました。アウトサイド・インは、マーケット・インを進化させ、社会の声を聞くことで、企業にとっても独自のビジネスチャンスを創造できる手法であると期待されているのです。 ただ、アウトサイド・インは、これまでのビジネスとは全く違う「突拍子もないビジネス手法」ではありません。例えば、オムロンの創業者である立石一真氏は、早くから「顧客ニーズ」ではなく「社会ニーズ」という言葉を掲げました。
これは「ビジネスの種は社会にある」という考え方です。こうして「社会ニーズに応える」という考え方を社員に広めた結果、同社は鉄道駅の自動改札機や家庭用の血圧測定器を他社に先んじて開発できたのです。
松下電器(現パナソニック)創業時の「二股ソケット」もある意味で「アウトサイド・イン」と言えるでしょう。当時の家庭には壁にコンセントが無く、天井から下がる電球を抜かないと、アイロンや炊飯器などの家電製品が使えませんでした。
そこで、創業者の松下幸之助氏は「二股ソケット」を開発しました。これが爆発的に売れたことで同社の成長に大きく寄与しました。二股ソケットは「市場ニーズ」に応えたとも言えますが、その当時の社会・住宅インフラが未整備だったことを考えると、これもアウトサイド・インであると言えるでしょう。
SDGsアウトサイドインカードゲームは、より『企業』に焦点をあて、企業が直面している課題をSDGsの視点を活用しながらどう解決していくか。また、世界が直面している課題に企業がどのように寄与できるかを学ぶことができるカードゲームとして開発されました。
本ゲームを体験することで、次の3つの目的を達成することができます。
すべての事業者に訪れる新しい事業機会
(アウトサイドイン)に関して学ぶ
世界が直面している課題に、企業(自社)
がどのように貢献できるのかを知る
自社が保有しているピースを知り、結合して新たな事業を生み出すきかけを掴む
株式会社 百年人
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